2018年10月24日水曜日

コーヒー滓を使ったカップを導入しました | KAFFEEFORM

みなさん こんにちは!お元気ですか?

紅葉の下で外コーヒーを楽しんでる写真を撮りたくて
山のほうに出かけようとしていたものの、
タイミング合わなくて仕方なく近所の公園に出てみたら、
想像していなかった綺麗さでびっくりしたのが昨秋でした。
それ以来、SNSのプロフィール写真は変えていません。

今年はなかなか近所を散歩できてないんですが、
隙間時間にフラフラしてみたいと思っています。
新しい気づきがきっとあるはず…

さて、今回は新たに導入したカップのことを書きます。

コーヒー滓由来の素材『KAFFEEFORM』を使ったタンブラー



これがコーヒー滓を使ったタンブラーです。
スペシャルティコーヒーの展示会『SCAJ2018』で見かけ、
その場で買いました。

コーヒーを飲むと必ず残るのが抽出後の滓。
ゴミとして捨てる以外に道がないと思われているかもしれません。

生ゴミなので肥料に作り変えられると単純に考えがちですが、
コーヒーの場合は他の生ゴミとは事情が違うようです。
コーヒーには植物の生育を阻害する働きがあるようで、
肥料としてはイマイチという研究結果が出ています。

KAFFEEFORMはコーヒー滓やリサイクルされた
天然由来のセルロース接着剤、リサイクル木材粉などが
原料なので、循環型なのはもちろん、どうしても
廃棄しなければならなくなっても燃やせるので、
埋めるしかない素材より環境負荷面で格段に優れています。

ぜひともみなさんにおすすめしたいです。

強度はどうなの?


コーヒー滓由来ってことで、落としたら簡単に壊れてしまうと
思われるかもしれません。

でも大丈夫。
プラスチック製のカップと同じように扱えます。

確認のため、エアロプレスで淹れるのに使ってみたのがこちら。


上から体重をかけていってもびくともせずに抽出できましたよ。
ラフに扱える安心感はアウトドアコーヒーに適しています。

欠点はないの?


短所を挙げるなら、値段の高さと匂いでしょうね。
コーヒー由来だけあって、カップ自体からコーヒーの匂いが少しします。
せっかくのコーヒーの香りが邪魔されてしまうのです。
コーヒー好きには受け入れがたいかもしれません。

それでも使っていくうちに馴染んできますので、
1つ買って気長に使ってみるのはどうでしょうか。

2018年10月15日月曜日

マキネッタでアウトドアコーヒー 失敗談

みなさん こんにちは!お元気ですか?

東京近郊もやっと秋っぽくなってきましたかね。
近所の公園にはブナ科の木が多いので、
時期になるとどんぐりがいっぱい落ちるんですが、
今年はまだなのかな。
ほとんど見つけられませんでした。
それとも台風24号の暴風で落ちちゃった?
どんぐり使って遊ぼうと思ってるんですが…

さて、今回はマキネッタでのコーヒーを淹れる時の注意点を
実際の失敗談に基づいてお伝えします。

そもそもマキネッタって?




直火型の小型コーヒー(エスプレッソ)メーカーで、
最大手?のビアレッティのサイトでは
モカエキスプレスとも呼んでいます。
イタリアでは一家に一台はあるとか。

火で水を沸騰させて高まった圧力でお湯を押し上げ、
流路途中のコーヒー粉を通すことで抽出する器具です。

原理も器具の構造もシンプルなので甘く見ていましたが、
美味しいコーヒーを作るにはそれなりの準備が
必要だったみたいで…

一発目で酷い目にあいました。
渋さと苦さと酸っぱさが全部MAXの黒い液体に
光るものが浮いていたのです。

小失敗 火が強すぎ & 浅煎り豆




マキネッタの使い方を検索して出てくる情報では、
火は弱く、深煎り豆が向いているとあります。

が、真逆のことをやってしまいました。
つまり、強火で浅煎りです。

ストーブはジェットボイル、豆に今年の
ローストマスターズチームチャレンジ東北チームを選びました。
この焙煎豆はインドのナチュラルでミディアムロースト程度。
エスプレッソにはほとんど使われないと思います。

強火が良くない理由は、急激な沸騰による急な
圧力の高まりだと思われます。
緩やかに圧力が上がればお湯の移動もゆっくりなので、
粉にじわじわと湯が浸透していきます。
マキネッタの原理から、じっくりでないと湯が
うまく浸透していかないようです。
ジェットボイルだと弱火にしづらいので、
他のストーブの方が向いているかも。

浅煎りが単純にダメというわけではないと思います。
挽き目の細かさや粉の詰め方を調整すれば
良くなる要素はあります。
でも僕の失敗は、マキネッタ=エスプレッソ=極細挽き
と短絡してしまったこと。
浅煎りで極細挽きにすればエグ味や渋味は出るでしょうし、
湯温もかなり高いから苦味も入るでしょう。
で、そもそも酸味も強めなのだから当然の結果でした。

中失敗 粉の詰めすぎ



上の写真は挽いたコーヒー粉をマキネッタに詰めたところです。
右手のスプーンは粉を押すのに使いました。

が、これが良くなかった。

圧力があまり高くならないマキネッタでは、
粉が詰まりすぎていると湯が通れないようです。
入れた後に上面をならす程度でよさそうです。

大失敗 本体の慣らし不足


抽出液に光るものが浮いていたと最初に書きました。
いったい何だったのか?

これがどうも金属粉だったようなのです。

マキネッタ本体は金属製で、内側はアルミやステンレスで
コーティングされています。
この金属コートが、使い始めのうちは落ちることがあるようで…

酷い味の原因の1つは間違いなく金属です。

まとめ


ということで、マキネッタでコーヒー淹れる時のポイント。


  • 内壁コーティング金属が落ちなくなるまで捨て抽出
  • 粉を押さえない
  • エスプレッソより粗めに挽く
  • 弱火で
  • 深めの煎り豆を使う

2018年10月1日月曜日

ポーレックスコーヒーミルの分解洗浄方法

こんにちは!お元気ですか?

台風、多いですね。
今年の10月も週末荒天になってしまうのか心配…

雨で外遊びどころじゃない時は、自宅で道具整備しましょう。
今回はコーヒーミルの掃除です。

ポーレックスのコーヒーミル


僕が使っているミルは2つ。
1つはカリタのナイスカットミル(借り物です)。
家庭用卓上型電動ミルでは2大巨頭の1つです。
(対抗はみるっこ)

もう1つが今回取り上げるポーレックスのハンドミル
1人分(~20g)を挽くときはほぼ100%こっちを使います。
大量に挽くときは時間もかかるし手が疲れるので
機械挽きですが、1人分ならお湯沸かしてる間に終わりますし。

ミルをきれいにする理由


コーヒー豆を挽くと、ミルには微粉や挽ききれなかった
かけらが残ります。
その上から他の種類の豆を挽けば、味も香りも
混ざってしまいますよね。

最近は豆の産地や精製方法、焙煎まで、品質重視を
徹底しています。
せっかくたくさんの人の努力が詰まっているのに
最後に台無しにしてしまうようで残念なので掃除します。

ポーレックスミルの分解洗浄


組み立てと逆のことをするだけです笑

1. 粉受けを外します。

2. ミル本体下部のネジを緩めて外します。



ちなみに、このネジの締め量で挽き目の細かさを
調整できます。

ミル本体部の模式図

上の絵の実線のように、ネジを緩めると下側の三角と
上側の臼の隙間が大きくなるので、挽き目が粗くなります。

3. 三角部品の真ん中にはまっている小部品を外します。

爪でひっかかっているので、少し押してやります。



だいぶたまってました。

4. 中性洗剤で洗います。

臼を外した本体と粉受けも洗います。
本体の内壁にはコーヒー豆に含まれる油分が
けっこうついているのでしっかりと。

あとはきちんと乾かして元通りに
組みなおせば完了です。