2018年11月1日木曜日

フィルター素材で変わるコーヒーの味

みなさん こんにちは!お元気ですか?

先週1週間、スペインに行ってました。
滞在先はいわゆるコスタ・デル・ソル。
リゾート地だったんですけど、
宿泊先ホテル内の会議室で仕事だったので
ほとんど外を楽しむことなく終わってしまいました…


ホテルのレストランにはネスプレッソマシンがあったので、
これまで未体験だったこともあって最初は喜んで飲んでたんですが、
中日頃からは少し飽きてしまいました。
やっぱり自分の手で淹れたいなあというのがひとつ。
あと、エスプレッソ系ということで深煎りが中心だったからでしょうか。
個人的にはある程度酸味も欲しいです。

で、今回のネタはスペインから戻ってきて最初に淹れた時のこと。
素材の違うフィルター2つで淹れて味比べをして改めて気づいたことを
お伝えします。

ドリップ式(透過型)抽出用フィルター素材


コーヒーの抽出方法はいろいろありますが、ほとんどは

  • 透過型
  • 浸漬型

のどちらかになります。
透過型はコーヒー層にお湯か水を通すもの。
代表的なのはペーパードリップでしょう。
浸漬型はコーヒーをお湯か水に漬けておくもの。
こちらはフレンチプレスが代表です。

ドリップ式はドリッパーの形やフィルターの素材によって
細分化されます。
フィルターの素材には

  • 金属

があります。

今回使ったフィルター素材


  • 豆:東ティモール産の深煎り(スローコーヒー)
  • フィルター:布(手ぬぐい生地),ステンレス

スローコーヒーさんは『持続可能』『Sustainable』を理念としていて、
具体的には有機栽培とフェアトレードに基づいたコーヒーに特化しています。
詳しくはスローコーヒーさんのサイトをどうぞ。

フィルターのほう、手ぬぐい生地のは自作品です。


インスタグラムにも投稿しているのでご覧ください。
こちら

ステンレスのほうはカフラーノ。
カフラーノはミル、フィルター、ポット、マグが1セットになった
携帯用コーヒー器具です。
僕の言葉ではうまく伝わらないと思いますので、下の画像や
そのリンク先サイト(Amazon)などをどうぞ。



フィルター素材による味の違い


同じ豆を異なるフィルターを使って透過抽出して味を比べました。
結果はどうだったか。
印象を一言で表すと

  • 布:まろやか
  • ステンレス:ダイレクト

ステンレスでは深煎りからくる苦味がはっきりとしていて、
豆の見た目から想像した通りの順当な苦味だったのに対し、
手ぬぐいでは想像よりも苦くない、ステンレスと同じ苦味が
弱く丸くなっていました。
その分他の味、甘味が感じられるような印象でした。

一緒に試飲した人の感想を引用すると、コーヒー単体なら
布のほうが美味しいがスイーツと一緒に飲むならステンレス、
とのこと。
なるほど確かに、コーヒーの味が立っていないとスイーツの陰に
隠れてしまいますね。

まとめ フィルター素材一般論との関係


一般的に、金属フィルターにはコーヒー成分、特に油分や微粉が
吸着されないと言われています。
つまり、抽出液中成分の種類も量も多いということ。
一方、紙や布フィルターでは成分が吸着されるため、すっきりとした
味になると言われています。

今回、ステンレスと布で淹れて飲み比べた結果、フィルターと味について
言われている一般論が間違っていないことを再確認できました。
過去の経験もふまえて味のダイレクトさ順で並べると、

金属(ステンレス) > 布(手ぬぐい) > 紙

となります。

もしどれがおすすめかと聞かれたら、

飲み比べて好みを選んでください

と答えますね笑。
ぜひ試してみてください。

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