2018年6月18日月曜日

抽出水温でコーヒーの味はどれくらい変わるのか? 結果発表

みなさん こんにちは!お元気ですか?

以前から、通常時とスマホ操作時の
歩く速さの違いが気になっていました。
自分と同じ速さで歩いていた人が
スマホを操作し始めた途端に遅くなるのを
何度も見たからです。
どれくらい遅くなるのか。
自分の感覚では2割減だったんですが、
きちんと調べた結果があったのでリンク貼ります。

歩きスマホが歩行に及ぼす影響について
中村ら

ざっと論文中の表の数字だけ見ると、
通常歩行で約1.35m/s、
歩きスマホで約1.11m/sなので17%減。
納得感のある結果でした。

さて、抽出水温の影響調査、結果発表です!

その前に、準備編をご覧になっていない方は
こちらをどうぞ。
準備編

評価結果


今回は飲食のプロ(専門はコーヒーではない)にも
試飲をお願いしました。
不等号はテスターの好みで、良し悪しではありません。

テスターAさん(飲食プロ)


低温 > 常温

スッキリしていて何も足さなくても飲める
たくさん飲みたいときによい

テスターBさん(飲食プロ)


常温 > 低温

常温のほうが味が複雑
味に広がりがある

テスターCさん(スイーツハンター)


低温 > 常温

常温だと濃い感じ
氷を入れて薄めたい

テスターD(私)


低温 > 常温

低温のほうがクリア
常温には渋味が残る感じ
でも風味の強さは常温のほうが優位

総合すると、

低温では
渋味がない
酸味が強い
クリア

常温では
風味が強い
渋味が広がりに寄与?

まとめ


良質な豆をきちんと焙煎してあれば、
低温でも常温でも美味しく飲める
抽出液になると考えられます。

常温のほうが抽出成分量が多く、濃く感じらました。
低温と同じ抽出時間では余分な渋味成分も
出てしまった可能性があります。
逆に低温では酸味成分以外の抽出量が少なく、
クリアな印象になったようです。

この結果から、お茶パック水出しの時の水温は、

酸味でスッキリ系が好きなら低温で。
濃厚系が好きなら常温で。
でも低温の時より短い時間で。

この傾向は他の豆でも同じようです。
以前、黒糖のような風味になった
グアテマラの豆を低温抽出した結果、
より酸味主体の味になりました。
(前は常温抽出でした)

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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